株式投資をしていると株価の推移、木になりますよね。
また必ず向き合うことになるのが、暴落です。
でも避けれるなら避けたいところです。
今回は米国株の株価の推移、また暴落のタイミングについて、S&P500のPERを使って分析してみようと思います。
PERの分析方法
今回はmultplというウェブサイトを使用してPERを分析しました。
調査対象:S&P500
S&P500のPERと株価
PERと株価の関係を分析してみる
今回は1990年1月からのPERと株価をグラフで出してみます。
長期間(1990年1月~2022年1月)
平均PER:24.6倍
株価を見るとこの期間で色々あったんだなー、思えますよね。
でもなんだかんだ株価はしっかりと上昇しています。
ちょっと長期すぎるので、もう少し期間を絞って見てみましょう。
特定の期間毎で平均PERも表示してみたいと思います。
1990年1月~1999年12月)
平均PER:21.6倍
この期間は株価が大きな暴落もなく、株価が堅調に推移していった期間のように見えます。
株価も上がっていますが、PERも上がっていますね。
2000年1月~2009年12月)
平均PER:31.4%
この期間はS&P500があまり上がらなかった期間になります。
大きな暴落が2回あり、波乱の10年となりました。
- ITバブル崩壊・アメリカ同時多発テロ
- リーマンショック
ITバブル崩壊・アメリカ同時多発テロ
2000年半ばから2002年終盤にかけての下落は、ITバブルの崩壊とアメリカ同時多発テロの影響による下落期間です。
ITバブル崩壊の発端となった、IT企業と関連の多いNASDAQについては、当時相当高いPERで取引されていました。
S&P500については、2000年4月の時点で28.5倍でした。
2003年2月に株価が底を付け、切り返しに転じることとなりますが、その時点でのPERは28.4倍となっています。
その後は、リーマンショックが発生するまで、株価も上昇し、PERも下がっていきました。
リーマンショック
この期間でひと際目を引くのが、2008年半ばからの株価の大きな下落と、PERの急騰ですよね。
ここはリーマンショックが発生したポイントになります。
リーマンショックの発生した、2008年9月のPERは、26.4倍でした。
株価が底を打ったのが、2009年3月で、PERは、110.4倍でした。
えげつないPERになってる・・・
2010年1月~2022年4月)
平均PER:21.4倍
コロナショック
今も記憶に新しい、皆さんの生活まで変えてしまったコロナショック。
この暴落は、2020年2月に発生しました。
2020年1月時点でのPERは、24.9倍となっております。
暴落期間は非常に短く、2020年3月には底を打つことになります。
その時点でのPERは、22.8倍でした。
その後株価は大きく上昇するに至ります。
PERの傾向から今後の株価を予想
ここまで、過去の株価とPERの関係を分析してみて、今後どうなるかを予想してみたいと思います!
今後の株価は・・・・
わからない