昨今下げの止まらない米国株。
今まで右肩上がりの成長しか見てこなかった新米投資家は、今の米国株の動きに震えているのではないでしょうか?
いつ反転するんだろう?・・・と・・・
僕もその1人です!
今回は、アメリカ経済のリセッションとGDPから株価がどのような値動きをするのか探っていこうと思います!
リセッションとは、GDPが2期連続マイナス成長した際といわれていますが、正式には、NBER(全米経済研究所)という民間非営利機関が判断し発表します。
2期連続マイナス成長していなくても、リセッション判定されている期間もあります。
では2期連続GDPがマイナス成長した際の、株価を見ていきましょう!
期間は1970年代から見ていきます!
調査対象には、S&P500を対象にしております。!
1970年代
1970年代は、オイルショックのあった年代ですね。
GDPマイナス成長は、3期連続で1974年3Q〜1975年1Qまで発生している期間があります。
1973年3Qにも発生しており、その辺りから株価が下落局面に突入しています。
最大約50%下落し、1974年の10月で大底を打ち反転することとなります。
株価の下落期間は、おおよそ20ヶ月でした。
1980年代
1980年代は2回のリセッション局面がありました。
この期間について、株価はおおよそ2年間低迷しますが、、その後は順調に上がっているようです。
GDPもしっかり成長していますね。
1987年10月はあの有名なブラックマンデーが発生した月です。
1990年代
1990年代は1990年7月〜1991年9月まで1回リセッションがありました。
株価については、GDPマイナス成長の前から下がり始め、1990年4Qの段階で底打ちし株価上昇に転じたようです。
そしてその後も順調に成長しています。
2000年代
2000年代はリセッション2回です。
ITバブル崩壊と、リーマンショックという特大暴落が発生しております。
米国株にとっては、辛い期間となりました。
ITバブルについては、2期連続GDPマイナスにはなっていないものの、リセッション判定されています。
そしてリーマンショックについては、4期連続GDPマイナス成長、株価も天辺からおよそ55%暴落しております。
2010年代
2010年代はまさに米国株最強の年!!
おいおいなんだよこの綺麗な株価・・・買うわ
2020年代
そして、ここからがまだわからない部分となります。
現時点で、2022年1Q~2022年2QもGDPがマイナス成長しています。
実はここまで見てきた表を見れば分かるのですが、1970年から今日まで、GDPが2期連続マイナス成長で、リセッション判定されなかった期間はありません。
という訳で今回も現段階で、おそらくリセッション局面に入っていると思われます。
株価反転の局面はまだなんとも言えませんが、今まで10年に3回はリセッションが起きていないことからこの局面を乗り切れば、2030年までは起きることはない・・・?
リセッションは起きなくてもITバブル崩壊のような局面もあるので、注意は必要ですが、やっぱり米国株は基本的には右肩上がり、積立については問題なさそうです。
短期〜中期のポジションについては、耐えどころ逃げ時が難しそうですね。
今から逃げるのはもう遅いかな・・・
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